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テニス部体験談:名門校での経験は社会人となった今も活かされています

関西地区で男子テニスの有名選手を毎年育て上げる名門校で、あろうことか初心者で入ることができました。入学式を終えそのテニス部へ入部した新人が推薦入学2人を含めて28人。このうち経験者が4人でした。
部活開始2日後にはなんと半分の14人に減りました。1週間後にはさらに5人やめて9人になりました。この数字だけを見てどれほど厳しそうか想像してもらえるでしょう。

また当時の私はその高校が名門校とはしりませんでした。テニス界では知らない人はいないほどの高校でも、テニスに縁のない人にとってはその程度だったのです。入った理由も友達に誘われたからという全く普通の理由でした。

1年生の最初の3ヶ月は、ラケットを持たせてもらってもボールを打たせてもらうことは一切できません。ボール拾い、基礎トレーニング、素振り、ボール拾い、筋力トレーニング、素振り、終了前のクールダウントレーニング。これが延々5~6時間続きます。嘔吐する生徒も沢山いました。

毎日頭の先から足の先まで筋肉痛になり、駅の20段ほどの階段を10分かけて降りた記憶が今でもよみがえります。
こんなにハードな環境で次々にやめていく人を眺めながらなぜか私がやめようと思ったことはありませんでした。
名門校だから辞めないと思ったのではなく今まで何一つ成し遂げたことがなかったので一つくらいはやってみようという思いからでした。

体が極限まで疲れても、3ヶ月を過ぎると少し体が慣れてきます。そしてようやくある日から練習終了間際にボールを打たせてもらえるようになりました。初めて打つボールは、ネット、ホームラン、ライナー。驚くほど下手でした。当然ホームランボールは自分で拾いに行くため、上手く打てれば数多く打つことができます。何とか人よりも多くボールを打ちたいと思うと必然的に打ち方や力の入れ方が身についていきました。そんなときに近くで全国トップの選手を当たり前のように見ることが環境は今思うととても恵まれていたのだと思います。打ち方はすぐ目の前にお手本があり戦術は最新のものを教えてもらったりと。

先にも言いましたが、名門校と知ったのは実は入部半年後の試合からでした。県内のベスト32を先輩たちが毎回の大会で独占していました。私の初の試合は3回戦負けでしたが2年年上の相手校の選手にあわや勝つのではないかというところでした。初心者がたった半年で勝つことができるようになるのは
トップの環境に身をおいて練習することができたからだと思います。こういったテニスを通じた経験は社会人の今でも生きています。