部活体験談

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テニス部体験談:ひたすら走った部活

高校でのテニス部の思い出といえば、ひたすら走ったことがまず思い出されます。私の学校にはテニスコートが2面しかなく、それを男子テニス部と女子テニス部で1面ずつ分け合って使っていました。男子テニス部だけで1学年10人ぐらいいましたので、3学年で30人ぐらいです。夏休み以降に3年生が引退したとしても、まだ20人と高い競争率です。

そんな大人数で1つのテニスコートを同時に分け合って使えるわけがなく、上級生が居る限りは、おのずと1年生はテニスコート外でひたすら時間をつぶさなくてはいけません。顧問の先生がいないときは、1年生は適当に端っこの方でボレーボレーをしたりして、それはそれで楽しく過ごしているのですが、顧問の先生が来ると、まず一言目に走って来いと言われました。だいたい毎日2キロメートル走るところから部活が始まりました。最初はなかなかきついのですが、高校生くらいの体力と成長力があればすぐに適応できます。すると2キロメートルのランニングが4キロメートルに加増されます。この成長と加増の繰り返しで、最終的に毎日10キロメートルぐらいは走っていたと思います。

おかげで我が男子テニス部は校内のマラソン大会で大活躍、8割の部員が学年の上位20パーセントに入ると言う快挙を成し遂げました。テニス部に入ったのに毎日毎日走ってばかりでは理不尽だとテニス非経験者は思うかもしれませんが、脚力と持久力はテニスに非常に重要です。

プロのテニスの試合でも足が痙攣してしまうプレーヤーをたまに見ることができます。毎日10キロメートル走ってる高校生の我々は、非常に強靭な脚力と無尽蔵の持久力を手に入れることができました。後に進級してテニスコートでテニスができるようになってから、いくら長時間コートの中を走り回っても大丈夫でした。

また、顧問の先生は非常に厳しい先生で、練習であってもボールをツーバウンドで打つことは許されませんでした。それがたとえ、ストロークがネットの上部にちょっとかすって勢いがなくなり、ボールがかなり手前でバウンドしてしまったときも例外ではありません。もしボールを追いかけずにツーバウンドで打ってしまうと、罰走を命ぜられます。そのため、ストロークがネットをかすった瞬間に、前にチャージをかける習性がついてしまいました。

いまでもこの条件反射は抜けておらず、友人とリラックスした雰囲気の中テニスをするときでも、ストロークがネットをかすった瞬間に、周囲の人が驚くほどのチャージをしてしまいます。